「PAミキサー」とはマイクや楽器などを繋げて音を調整し、一つにまとめてスピーカーから音を出したりする機器のことです。
ライブハウスでPAの人がいじってる「PAミキサー」(以下ミキサー)が一般的でしょうか。
他に卓ミキサー、音響ミキサーとか言われています。
楽器屋にも実物があまり置いてないんで、実際どう使えるんだかよくわかってなかったりしたんで改めて色々調べてみました。

もともとちょっとしたアコースティックライブなどできればいいなと思い、探してみると、なんとパソコンに接続することができる「オーディオインターフェース」というのがありますが、PAミキサーにその機能が付いたものもたくさん発売していて驚きました。(そんなの常識??)
でも知らなかったら、オーディオインターフェースよりミキサーのがお得じゃん!って思う人も多いんじゃないかと思います。

低レイテンシー(音の遅延)とマイクプリ(音を増幅させる)での音質の良さが売りのオーディオインターフェースですが、どうやら最近のミキサーの音の遅延は同価格帯のとほとんど変わりなく、iphoneで曲やユーチューブの音をミキサーに接続して聴くとすごく良くなるなんてマイクプリが評判の口コミもありました。

しかも値段もほとんど一緒。

これだったら自宅で楽器を接続して使えるしほんと一石二鳥ですね。
いや、これは一石三鳥か!!!?


  目次


音楽スタジオのミキサー


バンドでよく利用していたスタジオノア高田馬場店のPAミキサーはMACKIE ( マッキー ) /1642VLZ4でサウンドハウスだと税抜き約7万。

何気なくマイクを繋げて使ってたけど、自分でいざ揃えようと考えたら随分いいミキサーで歌ってたんだなあとそのありがたみが身に染みます、、、

もう少し料金設定がリーズナブルなGATEWAYスタジオ高田馬場戸山口店ではYAMAHA EMX5014Cというサウンドハウスで税抜き約8万円の、意外にもノアより高価なミキサーでした。

そういえば1642VLZ4のミキサーで歌うときは演奏陣が爆音ってのもあったけど、音量上げると歌がよくハウリングして、EMX5014Cで歌うと音量あげてもハウらなかったから、ミキサーの違いだったかもしれないですね。


コンパクトなミキサー

家で使ったり、ちょっとしたアコースティックライブ用で持ち運びも楽なミキサーのオススメは3社ありました。

Makie Mixer ProFXv2シリーズ

Mackie

先ほども書いたMackieです。
マッキーって読みます。
ONYXというマイクプリアンプを使っていてProFXv2シリーズがオススメ。
なぜかというとUSB(パソコンに繋げるため)とマイクエフェクト機能が付いています。
もしGainで歪ませずにマイクを繋ぐならこのエフェクト(カラオケで言うエコーなど)は相当使えるんじゃないかと思います。

※お値段はおよその市場価格です。

PROFX4V2(13,500円)はマイクプリ、超低ノイズ、16種類のエフェクターあり。
デメリットは音の強弱を揃えて音圧を上げるコンプなし、パソコンに繋げるUSBなし。
ちなみに[4]はインプットチャンネル数です。

PROFX8V2(20,000円)はUSBあり、16種類のエフェクターで中古は7500~9000円。

→なんと2019年冬にはProFXv3という新たなシリーズが発売!
そしたらきっともっと安くなるv2シリーズを買うか??それとも新作のv3!?
ProFX6v3が22,000円)

そしてこのv3からDAWのデジタル・オーディオ・ワークステーション「WAVEFORM OEM」などが付いてきます。
マイクプリアンプは上位機種も採用のONYXマイクプリです。


Behring Mixer QX1002USB XENYX

Behringer

Mackieよりリーズナブルで入門的な位置づけのドイツで設立されたBehringer
と言っても値段の割に音質や機能は評判よい。
例えば1002FX XENYX(10,000円)
・100タイプのエフェクトプリセット、高品位マイクプリアンプ、USBなし、中古で6000円〜7000円
QX1002USB XENYX(14,000円)
・100タイプのエフェクトプリセット、高品位マイクプリアンプ、USBありで中古は7000~9000円
などなど。

Yamaha Mixer MGシリーズ

YAMAHA

日本人向け??機能充実のYAMAHA
日本製ということもあり色々便利で安定した動作が評判よくて、Youtubeやニコニコなどウェブキャス向けの
「AG03」は15,000円
「AG06」は18,000円
両機種ともパソコン接続できて、コンプつまみもあるし、USBバスパワーがあるので外でも使えるのは何かと便利。
また、ミキサー内部での音声処理(リバーブなどエフェクト)をしてくれるDSP機能や、マイクプリ「D-PRE」が良く、これは上位機種のMGシリーズやMGPシリーズも採用している。
デメリットはイコライザーつまみがないことだけど、パソコンとかで調節できる。

MGシリーズのMG10XUから大人気のDAW、「Cubase AI」とiPad用のLE付属しているのも魅力的ですが、フルバージョンと比べテンポチェンジできないのが楽曲によりちょっと厳しいところ。。。
ですが他の基本の機能はほぼ揃っていました。

その個人的な本命シリーズのMG06X(14,000円)は、エフェクト6種類あるもののCubase Aiが付いておらず、EQはHiとLowでコンプもなくもう一声といったとこか。

MG10XU(23,000円)はCubase Ai付でエフェクト24種類、コンプが2chあり。
この価格帯でCubase持ってない方だとやはり一番魅力的かもしれないですね。
年末のセールに期待か!?

まとめ


色々と機能の説明でお腹いっぱいになりますが、やっぱり醍醐味の「音質」の違いも知りたいところ。
現在使用しているオーディオインターフェース のmotuの828mk2(かなり古くレアもの!?)はクセがなくフラットな音でいいですが、音が細いとの意見もあり今度これと何か音比べしてみたいと思います。

やっぱりこういう機材を見て調べてると、どんな音質かウキウキしてしまい肝心の曲つくりや演奏を忘れて永遠と見てしまう、、、
また、機材や音源はあるに越したことはないけど経済的に生活できなくならないよう、しっかり必要なものを見極めないとですね。
気をつけねば、、、

今日の1曲

ピアノ曲でリラックス!