テーマ曲と挿入曲


映画館で映画を見ているときにいい挿入曲がかかるとそっちばかり気を取られ「おおーいい曲だー」と他のお客さんの反応とか気になってしまいますが、意識して挿入曲聴いている人はどのくらいいるのでしょうか??
映画がイマイチで飽きてきたら、そっちでも結構楽しめますよ♪

と、いうわけであまり記憶にないであろう挿入曲紹介の前に映画の有名なテーマ曲(歌なし)をご紹介。

「スターウォーズ」「ハリーポッター」「ロッキー」「炎のランナー」「バックトゥザフューチャー」
「ジュラシックパーク」「ブレードランナー」「ゴッドファーザー」「夕陽のガンマン」
「アベンジャーズ」「ミッションインポッシブル」「キルビル 」「ラララランド」「燃えよドラゴン」

などなど、

キリがないくらい有名で名曲がたっくさんあります。

全部口ずさむことができたら大したもん(だよカエルのしょんべん)です!
ちなみに邦画だとジブリ映画が有名ですね!

もう聴いただけでその映画を彷彿させるような曲達です。

ただここで一つ問題なのが作曲家の名前は日本ではあまり知られていないということ、、、

・ジョンウイリアムズ
・モリコーネ
・アラン・シルヴェストリ
・ハンスジマー
・アランメンケン

邦画やアニメだと

・久石譲
・千住明
・佐藤直樹
・山本直純
・大野雄二

などなど(好きな作曲家さまが多すぎて書ききれないけど、、、!)

監督から映画を判断するんじゃなくて、作曲家に注目して「大好きな映画と同じ作曲家だからこの映画をみよう」なんて探すと隠れた名作に出会えるかも!?

とにかくこういったテーマ曲で映画の挿入曲のカラーと方向性が決まります。

前置きが長くなりましたがいよいよ本題の、映像作品には必ずと言っていいほど使われてる挿入曲についてです。


挿入曲の使われる理由


どんな時に使われるのかというと、例えば

・喜怒哀楽のシーンやキャラクターの感情を助長させる為
・物語で不吉なことや嬉しいことが起こる予感をさせる為
・キャラクターの登場曲
・たまーにノイズがうるさすぎるとこで、落ち着かせる為に使ったり
・台詞のない風景が続いたりなど、映像だけだと寂しい時に使ったり
(スポンサーの提供した歌を入れなきゃいけないなど監督が曲や作曲家を選べないことも、、、なんでこんな曲かかるんだ〜っと思ったら日本では多い大人の事情ですね。)

例えば「ドラえもん」なんかはドラえもんが道具を出して説明したり、ジャイアンが登場したり、のび太がママに怒られたりするときにはその状況にぴったりあった挿入曲が流れますよね!

曲が売れるかとか余計なことを考えず、もう自由で構成も気にせず思うがままに作られることができたりする挿入曲は、実は普段聴ける歌モノやテーマ曲にない楽しさやアイデアがいっぱい詰まっています。

そんな挿入曲ですが、

「一体どうやって曲を考えているんだろう?」
「なんでそんな曲が出来上がったんだろう?」

考えてみるとそんな疑問も出てくると思うので、実際にフリー素材の映像につけた曲を解説してみようと思います。

その時好きな音楽や気分や経験で、全く同じ映像でも全く別物の挿入曲が出来上がったりするんで、ここがまた面白いとこですが、最初はミュートしてどんな曲がつくのか想像してみてください!

地下道を歩く二人

これは人によって全く違うイメージになることもあるんで、あくまで僕の場合ですがいかがでしょう???


①薄暗い地下道を悪そうな男女が二人ゆっくりと歩いている映像です。
というわけでまずは
→暗めの曲調、何かよくないことが起こりそうな予感、、、
音楽的にいうとメジャーコード感を出さず、音もちょっと伸ばしたりした方が合いそう。

②地下道は綺麗じゃなく、男女はワイルドな感じ。
→綺麗な音じゃなくて少し歪ませた音、
Gainを混ぜた音色と、高音より低音のある少しヘビィな音


③地下道で歩いている男女に焦点
→ゆっくり歩いていて場所は反響しそうな地下道
テンポをゆっくり、ディレイでエコー効果をつける

ここまででギターとドラム、男性がヒップホップっぽいんでちょっとオールドスクールっぽい音でデジタル音を何か入れようということになりました。
(エミネムの8Mileの影響もうっすらあったかも??)


④女性が振り返る
→後ろ姿だから気になってた顔を見ることができた。ちょっとイラついた沸きらない表情に、何か追われてる?
インパクトある音とともに物語が動き出す雰囲気はドラムのリズム開始で表現。


⑤また再び歩き出して何か決意したように振り返るとそこには、、、
→今回は決意したような表情での振り返り、(何か考えた末の決意)そして気になるその先にあるモノ、決意とは、、、
高まる緊張感をシンセ音の音程でだんだんと高くしていくことで表現し、よく使われるテクニックの一つでクラッシュシンバルを逆再生した音で振り返った瞬間に音も終着点を迎えます。
その後のスローモーションな映像に合わせ音も余韻をしっかり伸ばす!
そして、終始感のない曲の途中でノイジーな音がなくなり次の映像により注目してもらう!!!


、、、と言ったとこでしょうか。
特に印象に残るメロデーなどなく、映像にリンクした雰囲気と状況重視の挿入曲です。

音楽理論的な説明がない曲をピックアップしてしまい申し訳ないですが、そんな挿入曲もよくあるわけです。

最近はYoutubeなどのおかげで挿入曲の注目度もアップしているようです。

もしあまり深く考えたり調べたことのないジャンルだったら、新たな発見が色々あって面白いと思います。

というわけで実践的なサウンドクリエーターの仕事(曲作り)紹介でした。

ご一読ありがとうございました!