今年で第10回目の大型フリージャズフェス。
錦糸町駅周辺から曳舟〜スカイツリーまで約45ステージ、450組のアーティストが8月16〜18日に演奏しました。

今回は18日の日曜日のライブを見に行きました。
心配された台風の影響もなく、暑かったけど風もあって良い天気。
確か2012年から7年連続で見に行ってますが、毎年ほとんど知らないバンドばかりにかかわらず、必ず当たりがあってとっても楽しんでいます。

写真でほぼ捉えることができませんでしたが雰囲気だけでも、、、(以降写真は雰囲気で、、、)
まずは 川口千里バンド。若干21歳の女性ドラマーで手数王、菅沼孝三を師事していて噂には聞いていたけど想像以上に楽しい演奏。
ソロじゃないメロディーパートでもフィルのような鬼ビート叩きまくって、音も勢いも若さ溢れてるけどテンポはしっかりキープしてベテランのしっかりしたドラムでした。凄く上手かったけど、ただうまいだけのドラマーと違って本当に楽しそうに叩いてて、それが音で伝わってノリになって大盛況でした。それに触発されてベースソロも激しく、キーボードも管楽器もそれぞれ個性的で良かった!

南口会場へ移動中にいいギターソロが聴こえてしばらく観戦。
古き良き時代を彷彿させる渋い音。川口千里バンドとは対照的に皆渋い顔で渋い演奏。職人だからか、それとも普段会社でもこんな渋い顔して仕事してるのかな?など考えてると時折ソロや決めで楽しそうな表情。その時は音や雰囲気が明るくなってホッとする自分。やっぱり皆楽しくて好きだからJAZZやってるんだよね!と自分に言い聞かせる。

ライブ開始時間になり、緊張感あふれる音がそれぞれ鳴り始め期待が高まる。
SAXやTRUMPETのソロが情熱的で、メロディーだけじゃなく雄叫びのような音がしっかり曲にハマったときに、これがJAZZだなと思った。かっこいいメロディーやフレーズじゃない心の叫び、音楽理論を吹き飛ばす自由なスタイルが気持ちよかった。

いきなりキングクリムゾンのLEVEL FIVEで始まって一気に会場はダークな雰囲気に。
この野外フェスに一番向かない音かもしれないけど、個人的には大好物な音。ライブハウスならもっといい雰囲気だったろうなあ。

スタンダードでこれぞ正統派といった雰囲気のギターJAZZを久々に見れました。
ギターの音がくっきり良くて、一つ一つの音がしっかりしていて凄く聴きやすい。MCでニューヨーク在住とのこと、う、うらやましい、、、
ニューヨーク行くのはなかなか難しいけど、あそこならすぐ行ける!
そして次に向かったのは、、、
後編へ続きます。