いいギターを弾くには、いいギター曲をたくさん弾けばいいというのは大体わかっているけど、なかなか行動に移せない。
僕もずっとそうでした。
これはギターに限らず世の中の成功者や、自分らしい人生を歩んでる人とそうでない人の違いは、そのわかっていることを「行動に移す」か移さないかの違いじゃないだろうか?
行動に移すとめちゃめちゃ上手く弾けるようになるんだろうか!?

と、スケールの大きな出だしに対してずいぶん小さな挑戦(行動)ですが 笑
好きな曲をギターで毎日1曲10日間、SNSなどにアップロードし続けた動画をまとめました。
無理しすぎないよう1曲30~60秒にしたんですが、やってみると予想してたより意外と大変!
両手両指がズキズキ肩こり悪化!?
でも、やってみたからわかった収穫がいくつかありました。
そして心地よい達成感!!!

演奏した曲紹介します。


Don’t think twice, It’s all right/Bob Dylan

僕も彼の歌でたくさんの安心と勇気をもらいました。
この歌詞はすごくクールで潔よく彼らしい曲ですね。
でも僕が言うとドン引きされそうな、、、笑
商業音楽で溢れる綺麗に整理整頓された現代の曲に比べ、生々しくて人間味が溢れるギターが時代を感じさせてくれました。
現代の複雑な人間関係に疲れてる人は彼のシンプルな考え方、そういうのが好きな人はどっぷりハマれると思います。
フォークといえば!な人なのでこれがフォークギターかと実感できるギターでした。
このプリングとハンマリングがクセになります。


Tears in heaven/Eric Clapton

息子の転落死を悼み思いを綴った曲。
悲しむ曲ではなく乗り越える曲といったようなこともインタビューで語っていて、タイトルと違う、「天国には悲しみはない」というサビもホロリとさせてしまう名曲ですね。
この意味を知るのと知らないとではこのギターから受ける印象もずいぶん違うだろなと思いました。スライド部分が気持ちを込めて弾けてテンション上がります。


A whole new world/Alan Menken

有名すぎてサビのメロディーが濃い好んで聴いてなかったんですが、映画の中でこの曲を聴いたときに初めてこの曲の本当の良さがわかりました。(半泣)
歌もののイメージ強いですが、ギターインストはサラリとしてて飽きずに聴きやすいです。
メロディーの単音と和音、ハモリのEbe Kenichiさんアレンジのバランスが絶妙です。


When you wish upon a star/Leigh Harline

小さい時に聴いたのでなんというか子供の気持ちになれる曲。
こんな子供にウケるのに難しいジャジーなコードがすごく良く合う曲。
もうセンスすごい!
ちなみにこの後の展開がなかなか難易度高し。


Black bird/The Beatles

明るくも暗くもないなんともいえない雰囲気と黒人女性の人権を歌った歌詞のちょっとゴシックな感じの曲。
クリシェという順番に音が上がったり下がったりのベース音と急だけど自然なFへの転調と戻りも歌メロと合わせてすごい。
すごく難しそうだけどコードを押さえる手の形は少なくほぼ2つで、ゆっくり弾けばコードをジャカジャカ鳴らすPOPな歌モノより弾きやすいと思います。


My old Kentucky home/Stephen Collins Foster

フライドチキンでお馴染みですが、ブルースギタリストJun Iwashitaさんアレンジのカーターファミリースタイルの弾き方がすごくいい雰囲気を出しています。
デコピンで打楽器的なニュアンスをもう少ししっかり出せるともっとノリがよくなるんですが、力加減と慣れがもっと必要でこの時指が死んできており無理やり完成させました💦
ソロギターは一人なので一定のテンポにとらわれず、弾いていくうちにもっと所々自由に自分のノリでリズムを刻むと個性が出せるんじゃないかと思い挑戦。
でも溜めすぎたり癖を強くすると独りよがりになってしまうので、音の流れをもっとスムーズにアクセントもはっきりするとオーケストラ音楽みたいな情熱感と引き込ませる世界観を出せるのではと気づきました。
弾きこなすので精一杯だったので、それが演奏の楽しさなのかと感覚的にわかってきておかげでまた一歩前進できましたv


Eye of the tiger/Survivor

今年に入ってからギターをパーカッションのように叩く「スラム奏法」に挑戦しており、16ビートのスラム奏法で力強さを出せる曲としても選びました。
まだまだ力が入ってますが、もっと脱力で弾けるようになればギタリストのいのけんさんと三浦コースケさんからインスパイアされMixした曲調になっています。
どんどんスラム増やしていこうと思ってます!


Name/Goo Goo Dolls

初めて聴いたときに綺麗な音色どうやって弾いているんだろう?ってコピーしたら全く弾けず、「D-A-E-A-E-E」という変則チューニングというのを知った曲。
この後の「Iris」という映画にも使われた曲でさらに有名になりました。
(アブリルとのコラボバージョンもすごくおすすめ)
デビュー当時はもう少しパンクよりで、その後はボンジョビより落ち着いた渋いRock Bandという感じです。


Beauty and the beast/Alan Menken

これはエレキのクリーンの音が合いそうと思いギターを持ち替えました。
このディズニーのアレンジもEbe Kenichiさんでちょっと弾きかた変えてますが素晴らしいアレンジ。
歌より落ち着いたトーンで、より大人っぽさがありますね。
G#mに高いシを小指で押さえるストレッチなコードがなかなか大変でした。


Wave/Antonio Carlos Jobim

Jazz コード盛りだくさんでボサノバのリズムが心地よい曲。
セッションではもう少しシンプルなコードでソロではAメロ終わりまで気持ちよく弾けて、イントロ戻り前で毎回つまずいていた記憶が、、、
Rockな僕にはなれないコードばかりで特にアコギだとしっかりパッと押さえるのが大変で、今回の録音で相当指を痛め感覚がなくなってきてて10日目ということもあってもう左手壊れる寸前まで疲労していました。
そして力が入らない状態でコードを抑えた時に不思議な感覚がやってきました。
なんと力を全然入れていないにも関わらず音が鳴ったのです。

余計な力が抜けてもっともコードを押さえやすい形になったんだと思います。
この感覚は頭で考えても決してできなかっただろうなと思いました。
もちろん無理しすぎはダメだけどここまできてようやく一歩前進できることもあるんだなと、一つ大きな収穫でした。


そして来週は12弦ギターですごく弾きたい曲があって、ご縁があって頂いた12弦ギターを引っ張り出して挑戦しようと思います!
すごくキレイな音色です♪


⬇️こちらでその10曲視聴できます。
かなり長文になりましたが、ありがとうございました。


https://youtu.be/jTyFv_90SuA